みょうこう‐ざん【妙高山】
新潟県南西部にある火山。妙高連峰の主峰で、標高2454メートル。東麓に池ノ平・赤倉などの温泉がある。越後富士。
みょうこう‐し【妙高市】
⇒妙高
みょうこう‐じ【妙興寺】
愛知県一宮市にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は、長島山。正平3=貞和4年(1348)滅宗宗興の創建。足利将軍家の祈願...
みょうこう‐せん【妙高山】
⇒須弥山(しゅみせん)
みょうこうとがくしれんざん‐こくりつこうえん【妙高戸隠連山国立公園】
新潟・長野にまたがる山岳地域にある国立公園。平成27年(2015)、上信越高原国立公園から妙高・戸隠高原地域が分離...
みょうこう‐にん【妙好人】
信仰心のあつい念仏の行者を称賛していう語。
みょうこく‐じ【妙国寺】
大阪府堺市にある日蓮宗の寺。山号は、広普山。永禄11年(1568)豪商油屋常言が堂舎を造営、子の仏心院日珖が開山。...
みょう‐ご【冥護】
神仏がひそかに加護すること。神仏のまもり。
みょう‐ご【明後】
[連体](日付・年月などで)その次の次の。「—四月二二日」 [語素]年月など、時に関する名詞の上に付いて、その次の...
みょう‐ごう【名号】
仏・菩薩(ぼさつ)の名。これを聞いたり唱えたりすることに功徳(くどく)があるとされる。特に、「阿弥陀仏」の4字、「...
みょう‐ごう【名香】
仏に奉る香。仏前にたく香。「—の香(か)などにほひ満ちたるに」〈源・若紫〉
みょう‐ごう【冥合】
[名](スル)知らず知らず一つになること。
みょうごき【名語記】
鎌倉時代の辞書。経尊著。初稿6巻本は文永5年(1268)、増補10巻本は建治元年(1275)成立。当時の口語・俗語...
みょうご‐にち【明後日】
明日の次の日。あさって。「試験を—に延期する」
みょうご‐ねん【明後年】
来年の次の年。さらいねん。
みょうごん‐じ【妙厳寺】
愛知県豊川市にある豊川稲荷の正称。
みょう‐さく【妙策】
すぐれた策略。巧妙なはかりごと。妙計。妙算。「これ以上の—はあるまい」
みょう‐さん【妙算】
すぐれたはかりごと。妙策。「神籌(しんちゅう)—を運(めぐ)らす」〈魯庵・社会百面相〉
みょう‐しゅ【名主】
平安後期から中世にかけての名田(みょうでん)所有者。領主に対して年貢・夫役(ぶやく)などの負担の義務を負う一方、家...
みょう‐しゅ【妙手】
1 たくみな技量。すぐれた腕前。また、その持ち主。「琴の—」 2 碁・将棋で、他人には予想もできないうまい手。
みょう‐しゅ【妙趣】
すぐれたおもむき。非常にすばらしい味わい。妙味。「—に富む名園」
みょう‐しゅ【冥衆】
閻魔王(えんまおう)や梵天など、人の目に見えない鬼神や諸天。また、冥界に住むもの、特に、地獄の鬼。
みょう‐しゅん【明春】
1 明年の春。来春。「—卒業の予定」 2 来年の正月。新年。
みょう‐しょ【妙所/妙処】
きわめてすぐれた箇所。いうにいわれない味わいのあるところ。
みょう‐しょう【明匠】
⇒めいしょう(明匠)
みょうしょうごん‐おう【妙荘厳王】
菩薩(ぼさつ)の名。王であった時はバラモンの教えを信じていたが、夫人や二子の諫めによって法華経を聞き、仏法に帰依した。
みょうしん‐じ【妙心寺】
京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の大本山。山号は、正法山。花園上皇が延元2=建武4年(1337)離宮を禅寺とし、関...
みょう‐じ【名字/苗字】
1 家の名。姓。家名。 2 古代、氏(うじ)と姓(かばね)を総合した称。 3 同一の氏(うじ)から分かれ出て、その...
みょうじ‐あそん【名字朝臣】
四位の者について、姓(かばね)の朝臣の上に名を書くこと。「親房朝臣」の類。
みょうじ‐ごめん【名字御免】
江戸時代、農民や町人などの庶民が名字を名のることを許されたこと。
みょうじ‐たいとう【名字帯刀】
名字を名のり、太刀を帯びること。江戸時代は武士の特権であったが、のち、特に家柄や功労によって庶民に対しても許された。
みょうじ‐はいりょう【名字拝領】
主君の名字を賜り、自分の名字として名のること。
みょう‐じゅう【命終】
命が尽きること。死ぬこと。「—して叫喚地獄に堕ちたりと」〈今昔・二・四一〉
みょう‐じょ【冥助】
神仏の目に見えない助け。冥加(みょうが)。「福徳の大神の—を受けているなどと」〈芥川・地獄変〉
みょう‐じょう【明星】
1 明るく輝く星。特に金星(きんせい)をいう。「明けの—」「宵の—」 2 その分野で最もすぐれ、人気がある人。「楽...
みょうじょう【明星】
詩歌雑誌。与謝野鉄幹(よさのてっかん)主宰の新詩社の機関誌。第一次は明治33年(1900)4月創刊、明治41年(1...
みょうじょう‐じ【妙成寺】
石川県羽咋市にある日蓮宗の寺。山号は、金栄山。開創は永仁2年(1294)。開山は日像。加賀藩主前田氏の保護を得てか...
みょうじょう‐は【明星派】
詩歌雑誌「明星」によった詩人・歌人の一派。芸術至上主義のもとに、明治30年代の浪漫主義を代表した。→星菫(せいきん)派
みょう‐じん【名神】
延喜式に定められた神社の社格で、名神祭にあずかる神社。年代が古く、由緒が正しく、崇敬の顕著な大社を選んだもの。名神大社。
みょう‐じん【明神】
《「名神(みょうじん)」から出た語か》神の尊称。神仏習合説による、仏教側からの神祇(しんぎ)の称。「春日—」「大—」
みょうじん‐さい【名神祭】
国家に大事のある時、諸国の名神に臨時の奉幣使を遣わして祈願した祭り。
みょうじん‐しょう【明神礁】
伊豆諸島南部の海底火山。青ヶ島の南58キロ、ベヨネース列岩の東9キロにある。昭和27年(1952)噴火して新島を形...
みょうじん‐とりい【明神鳥居】
鳥居の形式の一。柱は亀腹(かめばら)の上に立って内側に傾き、笠木(かさぎ)・島木の両端が上に反り、額束(がくづか)...
みょう‐せき【名跡】
代々受け継がれていく家名。また、それを受け継ぐこと。「先代の—を継ぐ」
みょう‐せき【名籍】
名簿。または、戸籍簿。
みょう‐せき【妙跡/妙蹟/妙迹】
すぐれた筆跡。妙筆。
みょう‐せき【明夕】
明日の夕方。明晩。〈日葡〉
みょうせん‐じしょう【名詮自性】
仏語。名がそのものの性質を表していること。
みょう‐ぜつ【妙絶】
きわめてすぐれていること。非常に巧みなこと。絶妙。「絃弓を弾ずるを聴くに、—言わん方なかりければ」〈中村訳・西国立志編〉
みょう‐そう【妙想】
すぐれた考え。妙案。「其気韻を高遠にし其—を清絶にし」〈逍遥・小説神髄〉