みょう‐たん【明旦】
明日の朝。明朝。
みょう‐だい【名代】
ある人の代わりを務めること。また、その人。代理。「父の—として出席する」
みょうちき‐りん【妙ちきりん】
[形動]《「りん」は口拍子で添えたもの。「妙ちくりん」「妙てけれん」とも》普通では考えられない、不思議なさま。奇妙...
みょう‐ちょう【名帳】
1 仏寺で、信者の名簿。檀家帳。また、過去帳のこと。 2 融通念仏宗で、大念仏に加入した者の名を記した帳簿。
みょうちょう【妙超】
⇒宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)
みょう‐ちょう【明朝】
明日の朝。明旦(みょうたん)。みょうあさ。
みょう‐ちょう【冥帳】
神社・仏閣に金銭や物品を奉納した人の名を記入する帳簿。
みょうちん【明珍】
室町時代より続いた甲冑師(かっちゅうし)の家名。明珍派とよばれ、関東で活躍したが、江戸時代には全国に分布、鐔(つば...
みょうちん‐おり【明珍織】
紋博多織の一種。紋様を繻子(しゅす)地の組織に織り出した厚地の両面織り。夏の女性用の帯地に用いる。
みょうつう‐じ【明通寺】
福井県小浜市にある真言宗御室派の寺。山号は、棡(ゆずり)山。大同元年(806)坂上田村麻呂の創建と伝える。鎌倉時代...
みょう‐てい【妙諦】
すぐれた真理。そのものの真価。神髄。みょうたい。「お金の有り難味の、その本来の—は」〈百閒・百鬼園随筆〉
みょうていもんどう【妙貞問答】
江戸初期のキリシタンの教理書。3巻。ハビアン著。慶長10年(1605)成立。妙秀・幽貞という二人の尼僧の対話形式で...
みょうてけ‐れん【妙てけれん】
[形動]「妙ちきりん」に同じ。
みょう‐てん【妙典】
《「みょうでん」とも》すぐれた教えを説いた経典。特に法華経をいう。「かの一乗—の御読誦(ごどくじゅ)もおこたらせ給...
みょう‐でん【名田】
平安後期から中世にかけて、荘園や国衙領(こくがりょう)の構成単位をなす田地。開墾・購入・押領などによって取得した田...
みょうと【夫婦/妻夫/女夫】
《「めおと」の音変化》妻と夫。夫婦。めおと。
みょう‐どう【冥道】
1 「冥界(みょうかい)」に同じ。 2 冥界の諸仏や冥衆(みょうしゅ)。「今日この御堂に影向(やうがう)し給ふらむ...
みょうどう‐く【冥道供】
閻魔(えんま)大王に罪の消滅と長寿を祈願する密教の供養法。
みょう‐にち【明日】
今日の次の日。あす。あした。「—また参ります」
みょう‐ねん【明年】
今年の次の年。来年。「—早々に着工する」
みょうねん‐ど【明年度】
次の年度。来年度。「—の予算案」
みょうは【妙葩】
⇒春屋妙葩(しゅんおくみょうは)
みょう‐ばつ【冥罰】
神仏が人知れず下す罰。天罰。「良秀の描いた神仏が、その良秀に—を当てられるとは」〈芥川・地獄変〉
みょう‐ばん【明晩】
明日の晩。
みょう‐ばん【明礬】
カリウム・アンモニウム・ナトリウムなどの一価イオンの硫酸塩と、アルミニウム・クロム・鉄などの三価イオンの硫酸塩とが...
みょうばん‐せき【明礬石】
カリウムとアルミニウムの含水硫酸塩鉱物。白色または灰・桃色で、ガラス光沢がある。六方晶系。火山岩が変質した所に多く...
みょう‐ひつ【妙筆】
非常にすぐれた筆跡。また、その書画や文章。
みょう‐ひん【妙品】
1 非常にすぐれた作品。 2 書画で、三品(さんぴん)の一。神品に次ぐ品位。気韻に富むもの。
みょう‐ふく【冥福】
⇒めいふく(冥福)
みょう‐ぶ【名簿/名符】
古代・中世、官途に就いたり、弟子として入門したり、家人(けにん)として従属したりする際、貴人・長上・師匠に身分証明...
みょう‐ぶ【命婦】
1 律令制で、五位以上の女官、また五位以上の官人の妻の称。前者を内命婦(ないみょうぶ)、後者を外命婦(げみょうぶ)...
みょう‐ほう【妙法】
1 (メウハフ) 巧妙な手段。うまい方法。「奇手—」 2 (メウホフ) 言葉では言いつくせない、意味の深い教えであ...
みょうほう‐いん【妙法院】
京都市東山区にある天台宗の寺。山号は、南叡山。延暦年間(782〜806)最澄の創建と伝える。もと比叡山にあり、後白...
みょうほう‐げ【妙法偈】
仏のすぐれた教えを説いた偈。妙法の偈。
みょうほう‐じ【妙法寺】
東京都杉並区堀ノ内にある日蓮宗の寺。山号は、日円山。元和年間(1615〜1624)に日逕(にちけい)が真言宗から日...
みょうほうれんげ‐きょう【妙法蓮華経】
⇒法華経(ほけきょう)
みょうほっけ‐じ【妙法華寺】
静岡県三島市にある日蓮宗の寺。山号は、経王山。弘安7年(1284)日昭が鎌倉に創建。江戸初期に現在地に移転。
みょうほん‐じ【妙本寺】
神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺。山号は、長興山。文応元年(1260)比企能本(ひきよしもと)の建立。開山は日朗。池...
みょう‐ぼう【明法】
古代、律・令(りょう)・格(きゃく)・式など法律を講究した学問。
みょうぼう‐どう【明法道】
律令制の大学寮での四道の一。律・令・格・式など法律学を学ぶ学科。奈良中期に明経道から独立して新設。
みょうぼう‐はかせ【明法博士】
明法道の教官。平安中期以降は、坂上・中原両家の世襲となった。
みょうまん‐じ【妙満寺】
京都市左京区にある顕本法華宗の総本山。山号は、妙塔山。開創は弘和3=永徳3年(1383)。開山は日什。京都布教の中...
みょう‐み【妙味】
1 なんとも言えない味わい。非常にすぐれた趣。醍醐味(だいごみ)。「すぐれた作品のもつ—」 2 いいところ。うまみ...
みょう‐みょう【妙妙】
[形動タリ]きわめてすぐれているさま。すばらしいさま。「徒らに弁を弄し—舌を動かして」〈利光鶴松・政党評判記〉
みょう‐みょうごにち【明明後日】
明後日の次の日。あさっての次の日。しあさって。
みょう‐みょうごねん【明明後年】
明後年の次の年。翌々年の次の年。
みょうみょう‐ちょう【命命鳥】
《(梵)jīvam-jīvakaの訳。耆波耆波と音写》一つのからだに頭が二つあるという想像上の鳥。共命鳥(ぐみょう...
みょう‐もく【名目】
1 「めいもく(名目)」に同じ。「—こそ大学ですけれども」〈魯庵・社会百面相〉 2 習慣などによる読み癖。「射礼」...
みょうもく‐よみ【名目読み】
「名目(みょうもく)2」に同じ。
みょう‐もん【名聞】
[名・形動] 1 名声が世間に広まること。世間での評判・名声。ほまれ。「—を求める」 2 名声を求めて世間体をつく...