おおく【多く】
《形容詞「おおい」の連用形から》 [名] 1 たくさん。多くのもの。「—を望まない」 2 大部分。「ファンの—は女...
おおくえ‐やま【大崩山】
宮崎県北部にある山。標高1644メートル。祖母傾(そぼかたむき)国定公園に属し、花崗岩(かこうがん)からなる岩峰や...
おお‐くかず【大句数】
一定時間内あるいは一昼夜に、独吟で多くの句を詠むこと。井原西鶴の俳諧集名から出た語。→大句数
おおくかず【大句数】
江戸前期の俳諧集。2冊。井原西鶴作。延宝5年(1677)成立。同年5月、大坂生玉(いくたま)の本覚寺で一昼夜に独吟...
おおくずれ‐かいがん【大崩海岸】
静岡県中央部、静岡・焼津(やいづ)市境の駿河湾に望む海岸。約4キロメートル、高さ50〜100メートル。急傾斜の海食...
おお‐くち【大口】
《「おおぐち」とも》 1 大きな口。大きく開けた口。「—を開けて笑う」 2 おおげさなことをいうこと。偉そうにいう...
おおくち【大口】
鹿児島県北部にあった市。平成20年(2008)菱刈町と合併して伊佐市となる。→伊佐
おおくち‐し【大口市】
⇒大口
おおくち‐でんりょく【大口電力】
契約電力が500キロワット以上の産業用電力需要。大規模な工場などで動力に使用される電力。→大口電力使用量
おおくちでんりょく‐しようりょう【大口電力使用量】
景気動向指数の一致指数を構成する経済指標の一つ。契約電力または自家発電消費電力が500キロワット以上の工場などで産...
おおくち‐の【大口の】
[枕]大きな口をした真神(まかみ)(狼(おおかみ))の意から、「真神」にかかる。「—真神の原にふる雪は」〈万・一六三六〉
おおくち‐ばかま【大口袴】
裾の口が大きい下袴。平安時代以降、公家が束帯のとき、表袴(うえのはかま)の下に用いた。紅または白の生絹(すずし)・...
おおくち‐バス【大口バス】
⇒ブラックバス
おおくち‐ぼんち【大口盆地】
鹿児島県北部、伊佐(いさ)市を中心とした県内最大の盆地。東西約4キロメートル、南北約15キロメートル、面積約43平...
大口(おおくち)を叩(たた)・く
大げさな物言いをする。偉そうなことを言う。大きな口をきく。「俺は無敵だと—・く」
おおくに‐たかまさ【大国隆正】
[1793〜1871]江戸末期の国学者。石見(いわみ)の津和野藩士。江戸の生まれ。姓は今井、のち野之口。平田篤胤(...
おおくにたま‐じんじゃ【大国魂神社】
東京都府中市宮町にある神社。旧官幣小社。祭神は大国魂大神を主神とし、ほかに八神を祭る。うち六神は、武蔵国の有力神で...
おおくにぬし‐の‐かみ【大国主神】
⇒大国主命(おおくにぬしのみこと)
おおくにぬし‐の‐みこと【大国主命】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子、または6世の孫とされ、出雲大社の祭神。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中...
おおく‐の‐ひめみこ【大伯皇女/大来皇女】
[661〜702]天武天皇の皇女。大津皇子の同母姉。13年間伊勢の斎宮をつとめ、大津皇子死刑後に帰京。万葉集に弟を...
おお‐くび【大領/衽】
袍(ほう)・直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)などの前襟。おくび。
おおくび‐え【大首絵】
浮世絵版画の一形式。人物の上半身を大きく、その表情を特に強調して描いたもの。写楽の役者絵、歌麿の美人画などが有名。
おおくぼ【大久保】
姓氏の一。 [補説]「大久保」姓の人物大久保忠教(おおくぼただたか)大久保忠隣(おおくぼただちか)大久保忠寛(おお...
おおくぼ‐しぶつ【大窪詩仏】
[1767〜1837]江戸後期の漢詩人。常陸(ひたち)の人。名は行(こう)。字(あざな)は天民。宋元(そうげん)の...
おおくぼ‐じ【大窪寺】
香川県さぬき市にある真言宗大覚寺派の寺。山号は医王山。開山は行基と伝える。四国八十八か所第88番の結願(けちがん)所。
おおくぼ‐ただたか【大久保忠教】
⇒大久保彦左衛門(おおくぼひこざえもん)
おおくぼ‐ただちか【大久保忠隣】
[1553〜1628]江戸初期の譜代大名。小田原6万5千石の領主。はじめ徳川家康の近習となり、のち秀忠付の家老。秀...
おおくぼ‐ただひろ【大久保忠寛】
[1818〜1888]江戸末期の幕臣。隠居後、一翁と称する。老中阿部正弘に登用され、目付など諸役職を歴任。戊辰戦争...
おおくぼ‐どおり【大久保通り】
東京都新宿区下宮比町から杉並区高円寺南までの道路の呼び名。新大久保駅周辺の沿線には、韓国料理をはじめとする店舗が多...
おおくぼ‐としみち【大久保利通】
[1830〜1878]政治家。薩摩(さつま)藩出身。討幕派の中心人物で、薩長同盟の推進者。版籍奉還・廃藩置県を敢行...
おおくぼ‐ながやす【大久保長安】
[1545〜1613]江戸初期の金山奉行。甲斐の人。徳川家康に仕え、石見(いわみ)銀山・佐渡金山・伊豆金山を開発。...
おおくぼ‐ひこざえもん【大久保彦左衛門】
[1560〜1639]江戸初期の旗本。本名は忠教(ただたか)。徳川家康・秀忠・家光の3代に仕え、三河に2千石を領し...
おおくま【大隈】
姓氏の一。 [補説]「大隈」姓の人物大隈言道(おおくまことみち)大隈重信(おおくましげのぶ)
おおくま‐ことみち【大隈言道】
[1798〜1868]江戸後期の歌人。福岡の人。古典趣味を脱した、清新自由な歌風を興した。著「草径集」「ひとりごち...
おおぐま‐ざ【大熊座】
北天にほぼ一年中見える星座。5月上旬の午後8時ごろ南中する。北斗七星を含み、そのα(アルファ)星とβ(ベータ)星を...
おおくま‐しげのぶ【大隈重信】
[1838〜1922]政治家。佐賀の生まれ。明治14年(1881)の政変で下野し、翌年立憲改進党を組織。伊藤・黒田...
おおくま‐よしくに【大熊喜邦】
[1877〜1952]建築学者。東京の生まれ。芸術院会員。国会議事堂・旧文部省庁舎などを設計。著作に「世界の議事堂...
おおくよるのうた【多く夜の歌】
宮柊二の歌集。昭和36年(1961)刊行。第13回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
おお‐くら【大蔵】
1 「大蔵省」の略。 2 上代の三蔵の一。雄略天皇のときの創建と伝えられ、諸国からの貢ぎ物などを納めた蔵。
おおくら【大蔵】
姓氏の一。 [補説]「大蔵」姓の人物大蔵虎明(おおくらとらあきら)大蔵永常(おおくらながつね)
おおくら‐きはちろう【大倉喜八郎】
[1837〜1928]実業家。新潟の生まれ。江戸で乾物店・銃砲店を開業、明治6年(1873)に大倉組商会を創立。軍...
おおくら‐きょう【大蔵卿】
1 明治初年の官制で、大蔵省の長官の称。 2 律令制で、大蔵省の長官。正四位下相当。おおくらのかみ。
おおくら‐しょう【大蔵省】
1 国家予算の編成、財務・通貨・金融・証券などに関する事務を担当した国の行政機関。明治2年(1869)設置。平成1...
おおくらしょう‐しょうけん【大蔵省証券】
政府短期証券の一。政府が一時的な資金不足を補うために発行した国債で、当該年度の歳入で償還しなければならなかった。現...
おおくら‐だいじん【大蔵大臣】
1 大蔵省の長。蔵相。 2 (比喩的に)財政の実権を握っている人。特に主婦のこと。
おおくら‐とらあきら【大蔵虎明】
[1597〜1662]江戸初期の狂言師。山城の人。大蔵流宗家13世。大蔵流最古の台本「狂言之本」(通称「虎明本」)...
おおくら‐ながつね【大蔵永常】
[1768〜?]江戸後期の農学者。豊後(ぶんご)の人。通称、徳兵衛。農業技術の指導と進歩に貢献した。著「農具便利論...
おおくら‐の‐かみ【大蔵卿】
「おおくらきょう(大蔵卿)2」に同じ。
おおくら‐の‐つかさ【大蔵省】
「おおくらしょう(大蔵省)2」に同じ。
おおくら‐りゅう【大蔵流】
狂言の流派の一。南北朝時代の玄恵法印を初世とするが、事実上は8世の金春四郎次郎(こんぱるしろうじろう)を祖とする。...